鮎川

秋刀魚の味の鮎川のレビュー・感想・評価

秋刀魚の味(1962年製作の映画)
3.6
「結局人生はひとりぼっちですわ」
時代が時代だから考え方や振る舞いにう~~~~~んと思うところは何度もあったけれど、それにしてもこの頃の家族の形を考えたら平山パパは良いお父さんなんだろうな…自分から解放してあげたいんだろうけど、でもその先に自由があるわけでもないしなあ…とかもやもや思ってしまうところもかなりあり、う~~~~~ん。
どうしても現代に落とし込んで考えてしまうけど、そう思うとこの頃に比べたら生きやすくなったな。。幸一がキッチンに立っていたのは、それでも時代は進んでいるというのが現れていてよかった。
友人同士のやり取りの毒気あるジョークに笑わされつつ、不意に挟まる哀愁。バーで「葬式?」と訊かれて「そんなもんだよ」と答えるパパの心境よ。。。
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