品川巻

秋刀魚の味の品川巻のレビュー・感想・評価

秋刀魚の味(1962年製作の映画)
3.5
2回目の鑑賞。
渡米前最後に母親と2人で観た。

高度経済成長を経て奥ゆかしさが少しだけ薄まった主人公が印象的。
記憶していたよりも笠智衆の父親役がライトで、『晩春』とかと比べてしまうと物足りなかったのと、岩下志麻が結婚に対して乗り気じゃないのに送り出している家族たちが腑に落ちなかった。娘を送り出す父の嬉しいほろ苦さと、秋刀魚の味を重ねた題名はさすがすぎる。

とりあえず岩下志麻の白無垢姿は日本の宝だし、バーのシーンの笠智衆は大好き。
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