昭和の下町のありふれた家族模様がとにもかくにも愛おしい。
淡々とした作風でありながら何故か続きが気になってしまう不思議な魅力。
下らない冗談を言い合う所とか思わず声を出して笑ってしまったりと、この心地良い雰囲気が癖になってくる。
娘を嫁に出す親の気持ちなんて自分は経験した事もないから分かる筈も無いのに、こんなにも共感できてしまうなんて。
実際に父親になってまた見るとヤバそう。
「娘は育てがいが無い」なんて台詞一度は言ってみたい様な言ってみたくない様な笑🤣
台所で孤独に一人佇むラストカットはお見事。
2024年53本目