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男の顔は履歴書のペインのレビュー・感想・評価

男の顔は履歴書(1966年製作の映画)
4.5
相米慎二も邦画オールタイムベスト10本の1つに挙げていた加藤泰監督による“舐めてた医者が実は殺人マシンでした映画”の傑作。

まず関係ない話からすると“藤岡弘”って“藤岡弘、”に改名したんだなぁ。

実際に愚連隊上がりの元ヤクザであったという主演・安藤昇の顔力とその佇まいに圧倒されるが、その他の伊丹十三、菅原文太、“藤岡弘、”が一つの画面に収まっているのを観れるのは贅沢。

菅原文太は後の深作欣二監督の『人斬り与太』シリーズで見せる超絶クズっぷりも本作ですでに遺憾なく発揮している。

終盤の文字通り、マーケット戦争での振り切った暴力描写や銃撃描写も見事。尺も89分でサクっと終わるのが最高。 
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