ブルークリスマスの仁のレビュー・感想・評価

岡本喜八のスピーディーなカット割りによって生まれるテンポ感とSFの相性が良すぎる。宇宙人が一切出ないのに全然チープに見えないどころかむしろリアルな緊迫感がある。好きな雰囲気のカルト映画だった。

もう少し粛清の納得出来る理由がほしかったのとオチが昭和っぽい投げやりな感じで、正直仲代達矢が陰謀に切り込んでいく前半がピークではあった。

リメイクしたら余裕で今でも通用しそう...と思ったけど70年代でこの設定やってるからこその面白さかもしれない。