課長(以下課):1978年と言ったら『スター・ウォーズ 新たなる希望』(1977年)の放映直後という事で、一大SFブームが巻き起こった時だが、そんな時期に「特撮を一切使わない」SFを製作したってのが粋だよな
ヒロシ(以下ヒ):しかも『ゴジラシリーズ』など、日本の特撮をリードする東宝がってとこがまた良いですよねー。しかし脚本倉本聰さん、監督岡本喜八さんというのは豪華です
課:お互い仕事に関しては変態だからかなりバチバチやりあったみたいだけどな
ヒ:笑笑 UFOとの遭遇により、血の色が青くなった人間と、その秘密を隠そうとする国家の陰謀をメインテーマにしている作品で、仲代達矢さん扮する報道記者による事件の調査が第一部、勝野洋さんと竹下景子さんによる恋愛ドラマが第二部ですが、この説明がないまま物事が悪い方向に進んでいく感じが、なんとも言えない不気味さを醸し出してますねー
課:デビット・クローネンバーグみたいな淡々としてるけどグロい演出は岡本喜八先生の真骨頂だが、やはりと言うかエヴァっぽさもあるよなー
ヒ:庵野先生は岡本喜八さんの大ファンですからねー。エヴァで言えば『Air/まごころを、君に』あたりの絶望感に似てる感じがします。その辺りのカタルシスが好きな人にはハマるんじゃないですかねー
ストーリー 4
キャラクター4
世界観 4
演出・演技 4
音楽 4
「3択の女王」が可愛すぎる!度99