課長とヒロシ

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーの課長とヒロシのレビュー・感想・評価

5.0
ヒロシ(以下ヒ):さてさてさてー!課長とヒロシの映画レビュー、記念すべき700回目は!何にしようか迷いましたが、やっぱこの作品は外せないでしょう!ということで、マーベルの放つ歴史的シリーズの集大成!『アベンジャーズ インフィニティ・サーガ』やっときましょー!

課長(以下課):『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』は2つで1つなので699回目はこっちの方だ。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)はシリーズ累計225億8700万ドルとシリーズものとしては歴代1位、映画作品も29作と多いが2位のスター・ウォーズシリーズ(約100億ドル)の倍以上と圧倒的だ。

ヒ:その中でも『インフィニティ・サーガ』は2008年の『アイアンマン』から始まって2019年の『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』まで足掛け10年以上、23作品とまさに大部分を占める構成です。

課:最後が『エンドゲーム』でないのが微妙にナゾだが、まあ『インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』が実質的なオーラスということで、今までのキャラクター出まくり&活躍しまくりでなかなかにゴージャスな出来映えだな。

ヒ:6つ全部を集めれば全宇宙を支配するという「インフィニティ・ストーン」を利用して全宇宙の人口を半分にすることを企む最強のヴィラン「サノス」とアベンジャーズの戦いを描いてますが、それぞれのキャラに合わせた場面展開が多く、2時間半の長尺があっという間に過ぎますし、それぞれの場面のエピソードも時間は短いですが内容も秀逸で良いですよね!

課:「全てがミシュラン三ツ星の和食と中華とイタリアンとフレンチが出てくるビュッフェ」みたいな感じだな。あと主役のサノスが「完全な悪」でないのがまた深みを与えてるんだよなー。

ヒ:「増えすぎた人口による食料危機を防ぐため」という使命のために動いているのが悲壮感漂ってて憎めないんですよねー。ちなみに演じてるのはジョシュ・ブローリンさんです。

課:『グーニーズ』の主人公マイキーの頼れる兄貴役のジョシュってのもなんか悪役で見れない感じになってるよなー。

ヒ:まあ、面影はほとんどありませんけどね(笑)

課:初めて視聴したときはこのサノスの立ち位置が逆に勧善懲悪にならなくてモヤモヤしたが、2回目以降は逆にこの辺が詩的に感じるのが良いところだ。

ヒ:ですね!最近はいまいち乗り切れてないMCUですが、この『インフィニティ・サーガ』は作品の質、量ともに間違いなく映画史に残る傑作シリーズだと思います!全作追うのは正直大変ですが、『エンドゲーム』までの21作品を全部見た先にある映像体験は、間違いなく見ないと人生損したレベルでの圧倒的なモノだと思います!

課:まあ『インフィニティ~』と『エンドゲーム』の間に『キャプテン・マーベル』と『アントマン』をぶっ込んでくるという力業だが、挫けずに完走してくれ!

ストーリー 5
キャラクター5
世界観   5
演出・映像 5
音楽    5
オールスター度99
課長とヒロシ

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