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ブルークリスマスのyaaaのレビュー・感想・評価

ブルークリスマス(1978年製作の映画)
4.0
んーーー。心地よい。
細かいカット割りが生み出すこのテンポは音楽を聴いているようでもある。ただし、オーケストラではなく昭和の歌謡曲だが。
このテンポが(後半緩くなるが)あるシーンのみにあるというのではなく全体にわたってある凄さ。
話は青い血の人は迫害されるという人間は愚かだSF。
倉本聰ミーツ岡本喜八!!
エヴァがどうだとか、庵野がどうだとか置いといてお国の偉い人は勝手な都合で悪さを始めるという監督のテーマがSF映画でも一切ブレてなくて頼もしい。
最後のゴットファーザーばりの粛清シーンが気合入りすぎて驚く。
特撮を一切使わないひねくれSFだが、それが表現の弱みになるどころか安さを醸し出さない要因となり強さになってる。しかし、外人バンド描写は安い。
大谷直子がエロいのと岸田森と天本英世が同一カットに存在してるのを見れるだけでええやん。
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