悪魔教の教祖であるジョナ・キングに自分の娘を殺され、孫娘を奪われたミルトン(ニコラス・ケイジ)は、孫娘を奪還するため、ジョナ・キングを追う。一方、FBIを名乗る男がミルトンを追っていた。
ストーリーはハチャメチャで、悪魔教が赤ちゃんを生け贄にしようとするのをミルトンが阻止するだけの話ですが、とにかく演出が派手で、ニコラス・ケイジ演じるミルトンがカーチェイスしたり、銃で相手を破壊したりすると、車が大げさに爆発し、銃で撃たれた部分が血が飛び散ったりします。また、女性の裸も頻繁に登場し、エロ・グロ・ナンセンスのオンパレードな作品です。それ故に、絵面的に変化が多いため、観ていて飽きることはありませんでした。
但し、前述のとおり、中身の薄い内容なので派手な演出に騙されない方には不向きな作品だと思います。私は派手な演出が大好物なので大丈夫でした。
ミルトンが車目当てに近づいたパイパーという女性がなぜか最後までついてきて、ヒロインっぽくなったり、FBIを名乗る男が結局大したことしていなかったり、本作の敵であるジョナ・キングがイマイチ面白くなかったり、とキャラクターの個性付けに難がある作品だと思います。
まあ、ニコラス・ケイジが出ていれば、それで良いかなと思いました。
そこそこ面白かったと思います。