皿鉢小鉢てんりしんり

黄色いリボンの皿鉢小鉢てんりしんりのレビュー・感想・評価

黄色いリボン(1949年製作の映画)
3.8
騎兵隊3部作で初めて面白いと思った。カラーの力なんだろうか。
亡き妻の墓石に語りかけるジョンウェイン→墓石に人影が、で切り替えしてヒロインのクロースアップ、とかたまらないですね。
途中で撃たれたヤツを乗せてるからってことで、なるべく馬車をゆっくり走らせろ、というところでさくっと車輪のクロースアップ挟むのとかも、良いんですよ。酒飲ませて歌を歌って弾丸摘出とか最高。
しょぼしょぼと帰ってきて、もう引退かー、ってところで、酒場で馬鹿騒ぎ、懐中時計のプレゼントもう沁みまくる展開に、まさかこれでそのまま終わってしまうのではという気さえしてくる、が当然それで終わるわけなく……クライマックスに何を持ってくるかといったら、馬の大群で猛疾走、これがほんとに素晴らしい。
銃撃戦ではなく、これを引退最後の老兵仕事に持ってくる素晴らしさ……
で、あれで去っていって終わりで良いものを、なんか結局復帰させられました、というどうでもいい蛇足が漏れなくついてくる……