LEGION

ペパーミント・キャンディーのLEGIONのレビュー・感想・評価

3.0
線路の上で人生に絶望している主人公に何があったのか過去の思い出を映し出していく作品。6つくらいのチャプターに分けられ、段々と中年の時代から青年の時代まで遡る構成であることでその場面ではしっかり理解できていなかった会話の内容や主人公とその他登場人物が抱く感情の意味などが他の場面で見えてくるようになるため人生に浸るという点で見せ方の上手い作品に感じた。
主人公の人生において変化する考え方や性格が映し出される描写に苦しさは感じるものの、チャプターごとに分けられた構成であるから展開としてはぶつ切りで変化における起点や流れというのがはっきり見えないものもあるため少し物足りなさは感じた。
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