これはあと3年後（2022年）を舞台にした作品だった。約50年前に描かれた50年後の世界、、そう考えると今から50年後にはどうなってしまうのか考えずにはいられない。（とりあえずお陀仏してそう、、）子供の頃に夢見た空飛ぶ車なんて到底現れる気配はない。
そういう意味で言うと本作には子供心をくすぐる要素など皆無である。待ち受けるのは環境汚染による食糧難。シャワーも浴びる事の出来ない汚いおっちゃん達だけなのだ。（お姉ちゃんも出てくるし、お姉ちゃんと一緒にシャワーも浴びるが、、笑）彼等の主食となるのは〝ソイレントグリーン〟なる合成食品となるのだが、その成分は不明である、、
、、という設定下でありながらも主人公が接触する人間達は、比較的に食糧難とは無縁の生活（上流階級？）を送っている為、危機感は無い。（上に書いたようにシャワーも浴びる！）そのせいか前半はほぼ不自由の無い普通の生活を眺めるだけになってしまう。
そして終盤、暴動が起きてから、ようやくそれらしい空気が出てくるのだが、その時には力尽きていた、、汗
