Toineの感想文

白い肌の異常な夜のToineの感想文のレビュー・感想・評価

白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)
4.1
【性欲と嫉妬からの怨恨】
怪我をした兵士が男子禁制の女学校にかくまわれて取り合いされる極限ラブコメdeath。

前回レビューした「恐怖のメロディ(1971)」と同じで兵士役のイーストウッド様がお約束のモテモテ王国設定だったのでまたもやニヤニヤしながら鑑賞。
弱っている彼がとてもエロくてクズな役でしたので私歓喜。

人生にくすぶる女性達のドロドロした感情の演出が素晴らしい!
理不尽な気もするけど、女性の恨みは買ってはいけないという教訓映画なのかなと思いました。

そこまでまぐわいたいんかい!と笑ってしまうくらい脚本が少々やり過ぎていて突っ込みどころがあるのですが、そこが逆にカルト映画好きの快楽中枢に刺さりました。

ソフィア・コッポラ監督のリメイク版「ビガイルド 欲望のめざめ」も観ましたが、オリジナルのこちらの作品の方がぶっ飛んでいて好みでございます。