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麦秋のdukedukedukeのネタバレレビュー・内容・結末

麦秋(1951年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます


名作と言われる作品やけど、「1951年の映画ってどうなんやろ?性差別とかひどいのかな?」という先入観で見出したら見事に裏切られた気分…もちろん良い意味で。
紀子とアヤの掛け合いなんて最高にチャーミング、既婚者を茶化したりしてる様子の愛くるしさったら無いし、戦後すぐの時代やけどジェンダーや結婚してと言う概念に対する意識の変化も大きく影響してるのかな?とか。
とはいえ戦争で亡くなった次男が居たりと戦争直後の時代性も色濃く残っているところもハッとしたところ。
同じセリフを2回話すところも引っかかったところ、意味の強調?監督の特徴?
家の中のショットのほとんどで遠近を感じさせる道具の配置が印象的、狭いところでも奥行きを感じられて良かったところ。
紀子とアヤの2人の話し言葉の面白さも笑っちゃったし、2023年でも十分すぎるぐらいチャーミング。
康一の2人の息子は昭和の子供らしさ全開でそこも面白かった。
紀子と史子のやり取りも素敵、女性が魅力的に見えた映画でした。1番好きだったのはアヤかなー可愛すぎる。。
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