森一生の監督第2作。スリの吉松、心を入れ替えて経師職人になるが、昔のワル仲間が許してくれない。ワルの嫌がらせはエスカレートして…。右太衛門の怒り爆発。
新興キネマ　8巻のうち5巻目欠落。

ゆうてんきちまつ。

泥棒をやっていた吉松は、ある日加賀屋のお嬢さんに助けられて心を入れ替え、建具の修復などやる仕事に就きまっとうな生き方をはじめる。
実は、加賀屋のお嬢さんは一度会った吉松のことがわすれられずずっと恋煩い。ある日、偶然、吉松が加賀屋の掛け軸を直すためにやってきて、二人は再会、結婚することに。

妻と子供と一緒に幸せに暮らしていた吉松。しかし昔の仲間がやってきて、彼からお金をせびるようになってからどんどん状況が悪くなっていく。
（ここからしばらくフィルムが欠損）
迷惑をかけてはならないと吉松が家から離れて旅をしている間、加賀屋一家は離散させられ、妻と子は貧しい生活をすることになっていた。
都へ帰ってきてそのことを知った吉松は、妻子を探し出し、昔の仲間と一騎打ちをすることになる。

という話。

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