オースティン・パワーズ ゴールドメンバーのmiumiuのネタバレレビュー・内容・結末

オースティンパワーズ3作目にして完結編。
冒頭から近年の007ばりのアクション炸裂！ と思ったらそれもネタだった笑
2000年代の作品ということで、カメオ出演もパロディも、私でもわかるネタ盛りだくさん。カメオ出演が豪華すぎてそっくりさんかと思いきや、ご本人だった！ それほど人気シリーズだったってことね。
トム・クルーズ、グウィネス・パルトロー、ブリトニー・スピアーズ、ケヴィン・スペイシー、ダニー・デヴィート、スティーヴン・スピルバーグ、みんなほんのちょっとしか出ないw
オープニングの、往年のハリウッド映画風ミュージカル演出も楽しい！ ちょっと『モテキ』を思い出した。（大根仁監督、絶対オースティンパワーズ好きでしょ）

これまで悪役Dr.イーブルと息子のスコット（加えてクローンのミニミー）との確執は描かれてきたが。今作はそれがオースティンにも飛び火。
肝心なときに側にいてくれない元諜報員の父親ナイジェル・パワーズとの関係が描かれる。
父親役はオースティンのビジュアルのモデル、ハリー・パーマーを演じたマイケル・ケイン。ということでカメオ出演かと思いきや、ガッツリとストーリーに絡むマイケル・ケインw シモネタも普通にこなすし、ベテラン俳優すごい笑 さすが作品を選ばず、B級作品だろうが全て全力投球と言われるだけある。オースティンと父親のなんちゃってイギリス英語での会話は爆笑！（あれは一応コックニーなのか？）

パロディ&オマージュは007に加えて、ハリー・ポッター、インディ・ジョーンズ、バック・トゥ・ザ・フューチャー、マイケル・ケイン主演のミニミニ大作戦などなど。たぶんもっとある。
あと、エンドロールで流れる歌はマイケル・ケインの『アルフィー』のパロディ。
マイク・マイヤーズはさらに新キャラクターを加えて1人4役。ヒロインはビヨンセ。

相変わらず下品！な約90分のコント大会。ドタバタおバカ映画なのも相変わらず。でもしっかり完結編らしく強引にまとめた？ のはお見事。