―――キュピーン!☆ (←リンゴコピー)
キョトンと真ん丸い目をした猫のキャラクターが、この世界観にマッチしてる。
…そう、不条理系の空気だ。
イタリアン・ジャーロの世界だ。
劇中に、どことなく漂う“死の匂い”。
特に、あの牛乳屋。
不気味ババァが支配する“魔界”、そして
気の良いオヤジが応対する“日常”は、
常に表裏一体なのだ…!
「あの、牛乳を…」
「……坊や、これから見る事は、決して人に言っちゃいけないよ…?もし言ったら…」
「えっ?」
「…欲しいんだよね?牛乳が…。いひひひ…!」
「―――!?」
↑の様な展開は、容易に想像がつく。
…いや、無かったけどな、そんな展開。(笑)
でもあれだ、いきなり『タッチ』っぽい人間キャラが登場すると、何か醒めちゃうね。☆
物語ってのは、最初に読んだ本の挿絵のイメージが強いものだけど、
あの大霊界(?)の十字架は、今まで見たどの挿絵も大体あの様な感じだった。
シンプルだけど、あれ以上の神々しさは表現できそうにないな。
…しかしなぜ、彼が降りたのは“サザンクロス”ではなく、“石炭袋”だったのか…?
その体は、“まことの幸いのために”使われてはいなかったのか…!?
そうか、これから石炭を燃料にして、サソリの如く、赤く燃え上がるのだな。
―――バーニング!!☆
…不条理。あまりにも不条理である。
でも、たまらなく好きだ。♪