小さい頃に観て、メルシー体操のシーン以外まるで覚えていなかったので再び。
難しい話とか、納得できる理由とか、そんなものは必要ないんだなーと思わされた。
気に入ったところには飽きるまでいたらいいし、何を作るかは作りながら決めてもいい。
タエコさんがあの場所の空気を受け入れることにしたあたりから、格段に心地よくなった。
人に対して嫌味なところがなくて自立しているみなさんなのに、自転車の後ろを羨ましがったりオセロが弱かったり、子供な部分も持ち合わせていて愛おしくなった。
私は何かしら不安がないと逆に不安になってしまう性格の人間なので、あの場所にいるさいのうがあるとは思えないけど、
他のところでさいのうが見つかるかもしれないし、とりあえず朝ごはんをちゃんと食べて、生きますか!
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前に読んだエッセイの中で小林さんがこの撮影の時のお話をされていたので、それも少し思い出しながら観た。
てるてる坊主がめがねだったりナンバーが4610だったり、この映画を作ったチームはこの映画をとても大切に思っていることが伝わってきて、よかった。