砂漠

生きるの砂漠のレビュー・感想・評価

生きる(1952年製作の映画)
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NHKでやっていたので

それぞれのキャラクターが立っていてわくわくした。ヒロインの子が明るくてハキハキしてて、さっぱりした物言いで可愛らしかった。
命短しにしろ、ハッピーバースデーにしろ、歌うタイミングがとても印象的。

遅ればせながら志村喬さん、魅力的な俳優さんなんだって実感した。
話すたびにというか、話さなくても引き込まれる演技。

白黒映画は、キャバレーのシーンとか、メリーゴーランドとか、どんな色をしてたのか想像を膨らませられるから楽しい。
あとやっぱりこの時代の人は早口だし音量調整もあれだし、面白くてたくさん笑っちゃった。演技が自然すぎて感嘆した。

イギリス版も早く観たい。

冒頭の印象的な皮肉ナレーション
「地位を守るためには何もしないのがいちばんである」
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