正直前作のラストがかなりシリーズとしての最終回感あったので、どう展開するの?そもそもちゃんと完結編として作られているのか?と心配していたのだが、いやはやトンデモない映画だった。最終作にして大暴れ、本当に『勝手にしやがれ!』シリーズを観ているのか自分は?と錯覚してしまう超展開。
所謂「正義マン」な寺島進の暴走と断罪を描くのかな〜と思いきや、後半いきなり哀川翔は失踪しその間に世界はディストピアと化してしまう。おい何が始まった?と、こちらの空いた口も塞がらないまま、怒涛の長回しに圧倒される。話はディストピアだけど映画としてはフリーダム過ぎる。黒沢清とはワシの事じゃい!と叫んでるよ、もはや。