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都会の世紀末のシネマQのレビュー・感想・評価

都会の世紀末(1931年製作の映画)
4.5
ギャングの殺人を目撃してしまった一家の話。一応主演のウォルター・ヒューストンが出てくるまで15分と主役は完全に一家の変人爺さん。
笛の音とともに現れ、笛によって事件解決のきっかけになり、ラストカットも笛を吹く爺さん。音が出るという事を実に楽しんでる。
一家の父がギャングにリンチされるシーンはめちゃ怖い。ギャングの殺人といいこの辺キレキレなのもさすがのウェルマン。
少年が捕まった後爺さんが俺が証言するって言った後に、孫の娘に酔っ払ってるのよって軽蔑されちゃう切り返しとかもう残酷すぎて。一家も検事のヒューストンも誰も爺さんを信用していない。
爺さんと少年たちの敬礼!
おかずを奪い合う少年たちも最高。
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