似太郎

ディア・ドクターの似太郎のレビュー・感想・評価

ディア・ドクター(2009年製作の映画)
2.8
【おバカ映画としては💯】

笑福亭鶴瓶の学芸会みたいな演技が失笑を誘う過疎化した村の嘘つき医師の大騒動物語となっている。助手の永山瑛太は安定感あるが、ラストで余計に捏ねくり回した「収集のつけ方」が酷すぎる。そりゃねえべ。

西川美和監督はインテリを装っているけどその正体はただの「バカ」なのでいっそコメディとして観るには穏当かもしれない。だいたい最初から鶴瓶が「ヤブ医者」にしか見えない時点で終わってる。完全に脚本が破綻していて凄い。

取り敢えず「人間」と「嘘」を描こうとする意志は伝わる。が、表現力が稚拙なため全く辻褄が合わないストーリー展開に大いに萎える作品である。こういうヘッポコな映画を観ると今村昌平の『カンゾー先生』はつくづく凄い映画だったよな…と今更ながら思うオレです。😭
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