ジャンリュック

小説家を見つけたらのジャンリュックのレビュー・感想・評価

小説家を見つけたら(2000年製作の映画)
4.0
「小説家」が邦題につくと良作の香りがする。

そして「小説家」と言えばこの作品、
サリンジャーを思わせる小説家と
バスケ上手で文才もある高校生、
この二人の心の交流が感動を呼ぶ、まさに良作。

ま、ストーリー展開が心なしか(というかかなり)ある別の感動作に似てる気がするんだけど‥、それでもこれはコレで十分すぎるほど心にグッとくる。

それって、やっぱりショーン・コネリーの存在が大きいんだろうか。この頃のコネリーって、あのシブ爺ぶりがたまらなく良い。

元々老け顔‥若くして貫禄のある人で、007の第1作『ドクター・ノオ』の時が32歳っていうのも驚きだけど、実際に歳をとってからの渋味がとても味わい深い。

この作品でも、ベースは偏屈爺さんながらもさまざまな顔を見せてくれるけど、中でも印象に残るのは、あの自転車に乗ってるところだなあ‥