佐田敏樹

ダ・ヴィンチ・コードの佐田敏樹のレビュー・感想・評価

ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)
4.1
アートバー経営者として、映画でよりアートに触れようということでダ・ヴィンチ・コードを視聴しました!
公開当時とても話題になっていた記憶があり、タイトルの通りレオナルド・ダ・ヴィンチの絵に隠された秘密に迫るストーリーか?と思っていましたが、実際の宗教や歴史を元に繰り広げられるミステリー、サスペンス映画でした。
誰もが知っているダ・ヴィンチの絵画や有名な偉人のエピソードが物語の重要なキーになっており、それぞれに現れる共通のアイテムが謎を解く鍵だったりと自分も知っている知識がストーリーの中で繋がっていく爽快感を味わえました。
映画の中ではセリフを使って語られませんが、こういった背景があったからあのシーンは・・・!という気づきもあって、いつまでも楽しめる内容だと思います。
各組織の勢力図はシンプルだけれど、それぞれの登場人物に思惑があって協力関係も一筋縄ではいかない中で光る主人公の知識や機転に、にやりとできるのではないでしょうか。
とても面白かったので視聴後に考察なども調べてみました。
冒頭から敵として描かれている人物の行動も、映画ではその意図はさらっと流されていましたが原作では本人の心境までしっかりと描写がされているそうで、原作の方にも興味がわきました。
そしてなによりルーブル美術館で実際の作品や撮影現場を見てみたくなる、そんな素敵な作品でした。
今回はダ・ヴィンチの作品に隠されている秘密にフォーカスが当たっていましたが、現代で活躍されているアーティストさんたちも自分の作品に込められた想いなどを伺うとより一層作品を楽しむことができます。
アーティストさんの想いを汲んで世の中に届ける仕事に誇りを持って今後も励んでいきます。
佐田敏樹

佐田敏樹