てつじ

赤ひげのてつじのレビュー・感想・評価

赤ひげ(1965年製作の映画)
5.0
患者の苦しみに寄り添い、自らの無力さを傷みにする若き医師の成長。憔悴し、ヘトヘトになるまで黒澤監督に鍛え上げられた加山雄三のギリギリの演技。若き医師の苦悩を見守る赤ひげの俯瞰の高さ、それを更なる俯瞰で捉える黒澤明の遥かな視線の高さ。黒澤明監督の集大成にして最高峰、恐るべき達観。比類なき傑作!
てつじ

てつじ