てつじ

ゲームの規則のてつじのレビュー・感想・評価

ゲームの規則(1939年製作の映画)
4.0
退廃した貴族の姿を、使用人たちの視点で滑稽に対比させ、そのゲーム感覚の恋愛事情を辛辣に風刺したブラックユーモアの傑作。広大な屋敷のパンフォーカスされた長廊下の直線的な奥行きで繰り広げられる寸劇、ドアの開閉の絶妙のタイミングや、階段上下の高低差を活かしたカメラアングルのスムーズな切り返しなど、語り尽くせぬスキルが実に鮮やか。
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