Taketo

テイク・ディス・ワルツのTaketoのレビュー・感想・評価

テイク・ディス・ワルツ(2011年製作の映画)
3.9
 ビデオはダニエルでラジオはルー。

主人公のマーゴは取材で訪れた地でダニエルという男性と出会う。偶然にもそのダニエルと飛行機のでの席が隣席で、家も近くという偶然が重なり二人は一緒に帰ることになる。二人はとてもいい雰囲気になるがマーゴはダニエルに結婚していることをつげその日は別れてしまう。
 
 最初の展開を見ていてこれはコテコテのラブストーリーかな?と思ったけれどそんなことはなかった。
 マーゴにとって、結婚生活は倦怠期技気味。そんな中出会ったダニエルにと出会い久々に恋をする。その感覚はとても新鮮で新しい物に目がいってしまう。だから結婚相手のルーのことを愛しているとか愛していないとかそういうことではない。
 けれど、マーゴも真面目だから浮気はしない。(どこまでいったら浮気かという話はおいといて。)そして、ダニエルもいい奴だから文字どうり手は出さない。中盤のプールでのシーンで、マーゴの足に手が触れるけれど触れた瞬間マーゴは現実に戻りダニエルとすぐ別れてしまう。けれどマーゴはルーと別れ、ダニエルと付き合うことにする。 そして次のシーンでは、マーゴとダニエルが部屋の中心でイチャイチャしながらその周りをカメラが円を描くように動きながら撮る。という長回しのようなシーンがある。(正確には長回しじゃないけれど。)その間二人のイチャイチャは体位は変わり3Pをし、と展開していく。しかしカメラの動きがとまると二人はもう既につまらなそうな表情をしている。既に倦怠期に突入している。このシーンは凄くお洒落だけれど何故回転しながら撮影しているかというのが大事だと思う。
 前のシーンにマーゴとダニエルが遊園地に行くシーンがある。その遊園地で二人はすごいスピードで回転する、コーヒーカップのような遊具に乗る。そのシーンでは乗っている間のマーゴは凄く楽しそうだけれど遊具はすぐに止まってしまう。そうするとマーゴはつまらなそうな顔をしながら遊具から降りる。このシーンで言いたい事は楽しいのは最初だけでとても短いという事だと思う。それを遊具の回転とカメラの動きの回転をかけて演出しているのだと思った。
 マーゴの性格が好きじゃないという人もいると思うけれで、ミシェルウィリアムズの裸が見れる良い映画だと思いました。 
 
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