このレビューはネタバレを含みます
とても興味深い内容だった。また、巨大権力のに悲観さえ感じる。アメリカだけでなく、どこにでもあり得る話。
ただ、時代が時代だけあって物的証拠も限られてくる。現代ならまだ、デジタル社会によって結果も変わったのかもしれない。
一部の利益のために、強大権力が物を言わすのは、たしかにファシズムと言われても仕方がない。無罪となったとき、多くの人が歓声を上げていた。あれだけ怪しい点が列挙してるのに、あまりにあっさりで、見ていて悔しいと感じた。
被告人の積み上げた人望か、陪審員が取引されていたのか、現代ほど、政府を怪しむ人もいなかったのかもしれない。
何が正しいのかは分からない。
だが、政府が白だとも思えない。
裁判では否定していたのに、結局、後にCIAと明かされるし。
文章が公開されたが正しいものなのか。
真実は一生わからないんだろう。