ノットステア

アルマゲドンのノットステアのレビュー・感想・評価

アルマゲドン(1998年製作の映画)
3.7
○きっかけ
会話の中で知人が『アルマゲドン』を観たって言った。僕も観ますわと答えた。それは4月の話。今年度中には観ないと。。。



○感想
まだ髪の毛あルース・ウィルス。
コメディですわ。これ。思ってたんと違う!!!『ゼロ・グラビティ』とか『オデッセイ』みたいなのをイメージしてた。
冒頭、娘に手を出した有能な部下のA.J.に向かって銃をぶっ放す。脚を片方で勘弁してやるって、、、『ダイ・ハード』並みのぶっ飛び具合。うそん、楽しいじゃんか。。。もっと早く観るべきだった。
娘とうまくいってない感じも『ダイ・ハード』。
この映画を簡潔に言うなら、、、穴掘り名人、宇宙に行って小惑星に穴を掘る、かな???ちがう?
良い話だったんだけど、感動は少なかった。。。感動しそうなのに。なんでだろ?
『卒業』といい『アルマゲドン』といい、曲が良ければ作品も良いってこと?

冒頭、流星群が世界を襲う。急すぎてみんな何が起きているかわからない。戦争が始まった!とかサダム・フセインが攻撃してきた!とか。たしかに。巨大隕石よりもミサイルが降ってくるほうが確率高そうだもんな、この世界。

18日後にテキサス州と同じくらいの大きさの小惑星が地球に衝突する。さすがにもっと早くわかるだろ〜見つけられるだろ〜。その理由は宇宙はバカでかく、予算が少なすぎだからだってさ。。。
世界でも観測できるのは9箇所って、そういうもんなの???

例え話がわかりやすい人ってカッコいい。
爆竹を手の上に乗せて爆発させても火傷するだけ。でも握って爆発させたら?二度とケチャップの蓋も開けられなくなる。
だから石油採掘の男ブルース・ウィリス演じるハリー・スタンパーが選ばれたのね。冒頭20分???だった。宇宙とどう関係してくんのかわからんかったもん。な~るほど。あらゆる地層を知り尽くした男、ハリー・スタンパー。
しかも、火星探索のための採掘機はハリーが開発したもの。そうなの?そういうものなの???
でもたしかに、漫画『宇宙兄弟』でも車開発の知識と経験が役に立ってるし、、、

逆に映像はわかりにくいところもある。ロシアの宇宙ステーションが爆発するところとか。

あと、NASA(ヒューストン)に都合よく隕石が落ちないところとか、もう少しいろんな国が考えてロケット飛ばしてもいいんじゃない?とか失敗をもう少し想定して動けたんじゃない?とか気になった。

『スター・ウォーズ』とか他の映画の名前が出てくる。
A.J.たちの前に深いクレバスが現れたとき、A.J.は「イーブル・ニーブルを知ってるか?」と言う。レヴは「スター・ウォーズは見たことが無い」と答える。そんなキャラクターいたっけ?と思い、調べてみた。いなかった。バイクスタントで有名な人らしい。
ちなみに今作で出てくる映画は
『パルプ・フィクション』
『スター・ウォーズ』
『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』

エンドロールこういうの好き。『THE LAST -NARUTO THE MOVIE-』はこれを少し真似た???



○印象的なセリフ
ハリー「採掘ってのは科学であり芸術なんだ」

ハリー「うちはじいさんの代からこの仕事をやってるけど、いまだに道を究めてない。最高だっていう評判を聞いてオレを呼んだんだろうけど、俺が最高なのは部下が最高だからだ。部下を信用できなけりゃ死んだも同然。」

ハリー「うちのやつらじゃないと信用できねえからさ」

ハリー「世界を救ってくれと頼まれて、嫌だと言うやつはいるか?」

ハリーの娘「もしかしたら今この瞬間世界のどこかにわたしたちと同じことしてる人たちがいるのかな?」
A.J.「だといいね。でないと地球を救う意味がないだろう」

レヴ「部品はどこでも同じだよ。ロシアの部品もアメリカの部品もみんな台湾製だよ!」


以下、あらすじ














○あらすじ
宇宙で人工衛星を修理中のスペースシャトル「アトランティス」との交信が突然途絶える。
どこかの国がミサイルを撃ってきた?
アメリカや他の国にも何かが落ちてくる。流星群。
テキサス州と同じくらいの大きさの小惑星による流星群。しかもその小惑星は18日後に地球に衝突する。そうなれば皆死ぬ。

対策会議。いろんな作戦が無理。世界一賢い男が言う。爆竹を手のひらの上で爆発させてもやけどするだけ。握った手の中で爆発したら。作戦。小惑星に穴を掘り、内部で核爆弾を爆発させ、軌道を変える。

石油採掘のハリーとそのチーム。優秀な部下A.J.が勝手に石油を掘り当てた。機械が壊れてるのに。ハリーは5つ謝罪させる。あれ?いつも謝らないのに今日は素直に謝る。なぜか。A.J.はハリーの娘と付き合ってた。一緒に寝てた。ハリーはA.J.に向かって発砲しまくる。
石油を掘り当てたが事故寸前。ハリーはA.J.をクビにする。
そこに政府の者がハリーを迎えに来る。

採掘機がうまく組み立てられないからハリーを呼んだ。それに飛行士たちに訓練をつけてほしいと頼んだ。8ヶ月訓練した飛行士達。飛行士たちは優秀な宇宙飛行士だが、採掘はド素人。ハリーは自ら宇宙に行く決断をする。部下となら。

ハリーの部下たちを招集。石油採掘のスペシャリストたち。だけど仕事が無いときはバラバラ。

大男の黒人でバイク好きのベアー。速度違反かと勘違いし、警察から逃げるところがおもしろかった。
ギャンブル狂のチック
女狂いの天才ロックハウンド
大食漢のマックス
カウボーイ風の地質学者オスカー
ガールフレンドが2人いるフレディ
腕は立つが命令無視が多いA.J.。A.J.はハリーに5つ謝罪を求めるが、ハリーは、お前とは仕事したくないと言う。

ハリー「世界を救ってくれと頼まれて、嫌だと言うやつはいるか?」
みんな行くと言う。怖がるマックスも好きにしてくれと言う。
※元マフィアの部下とか、逮捕歴あるやつもいる。
ハリー、部下たちの提示した条件は、駐車違反取り消しとか、女2人に市民権をとか、ベアーはホワイトハウスに泊まりたいとか。なんとか努力するよと答えてもらう。あと一つ、みんな一生税金を払いたくない。
テスト。みんな落第。馬用の鎮静剤が検出された者も。
だけど、肉体的には全員合格。

訓練。
戦闘機。
スペースシャトルについて。
NASAの計画について。新型スペースシャトルの「フリーダム」と「インディペンデンス」の2機を打ち上げる。途中でロシアの宇宙ステーションで燃料となる液体酸素を補給。月の裏側を回ってから小惑星に後ろから接近する。掘削用車両「アルマジロ」で、2班に分かれて掘る。
小惑星が地球に近づきすぎる前(ゼロバリアまで)に破壊しないとダメ。
水中シミュレーション。A.J.スタンドプレー。掘削機が壊れるというNASAの機械の判断。そんなんでハリーのドリルは壊れないとA.J.は言う。ハリーが怒る。

ハリーは明日の夜は10時間だけみんなに外出させてほしいと提案する。みんな疲れて精神的に限界に達していると判断。
最後になるかもしれない夜は家族と共に。
情報漏洩を恐れるNASA側。ハリーは譲らない。

10時間。
金を借りる者。
ハリーの娘「もしかしたら今この瞬間世界のどこかにわたしたちと同じことしてる人たちがいるのかな?」
A.J.「だといいね。でないと地球を救う意味がないだろう」
元妻と息子に会いに行くチック。裁判で会ってはならないことになってるけど。
逮捕される者たち。
上海に隕石。

ハリーは娘と戻ってくると約束する。
大統領の声明。「聖書で言うところのアルマゲドン」
チックの元妻「セールスのおじさんじゃないわ。あなたのお父さんよ」
A.J.もビビる。
搭乗。
新型スペースシャトル2機発射。

ロシアの宇宙ステーションで燃料補給。補給中に燃料漏れ。火災。A.J.ら2人置いていかれそうになる。
間一髪シャトルで全員脱出。ロシア人宇宙飛行士のレヴも仲間に加わる。

月の軌道を回る。10Gを10分強。

小惑星の大量の流星群がインディペンデンスに当たる。インディペンデンスが小惑星に墜落。NASAのクルーや、フレディ、オスカーたち死亡。

ハリー「あいつら(インディペンデンスの乗組員)のことは神様に任せよう」

フリーダムは予定していた地点を40キロ近く超えて、磁力の強い鉱山に着陸してしまう。NASAとの交信ができない。

インディペンデンスのA.J.とレヴとベアーが生き残る。A.J.たち3人は「アルマジロ」の機銃でシャトルの外壁を打ち破る。40キロ先に、生きているかはわからないがハリーたちがいることに気づき、向かう。

フリーダムは当初の予定と異なる地盤の掘削作業に苦戦。ドリルやトランスミッションがダメになっていく。
ウチユはNASAと交信。しかし、通信状況が悪い。トランスミッションを一緒に交換してほしいとハリーたちは言うが、宇宙飛行士はハリーたちにはできないと言い、ハリーたちを選んだことはNASA始まって以来の大失敗だと言う。仲間割れをしたところで、NASAとフリーダムの通信が切れる。

リモートで爆破するにはあと5分しかない。
第2案。大統領顧問団。リモート爆破決定。
核爆弾の起爆装置を起動。NASAにいるスタッフが阻止しようとする。
フリーダムの宇宙飛行士は核爆弾を落として脱出しようとする。今小惑星に降り立っている者たちは戻ってくることができなければ諦める。
ハリーは反対するが、そのハリーに宇宙飛行士は銃を向ける。なぜ宇宙に銃を?核爆弾のタイマーを止めろと言うハリーに対し、権限がないと言う宇宙飛行士。
NASAにいるスタッフのお陰で一時停止するが、再起動させられる。
ハリーは今まで目標の深さまで掘れなかったことはないと言う。今回も何が何でも240メートルまで掘ると。
宇宙飛行士「君の娘の命と私の家族の命に懸けて誓えるのか?」
起爆装置を切る。コードを切る。赤か青か。爆発阻止。
ハリーはヒューストンに穴掘りをすると言う。

A.J.たちの前に深いクレバス。
A.J.「イーブル・ニーブルを知ってるか?」
レヴ「スター・ウォーズは見たことが無い」
A.J.たちは「アルマジロ」のジェット推進でクレバスを飛び越える。

爆発物が好きなロックハウンドは突然銃をぶっ放し始める。暴走。
小惑星が地割れし始める。ガス噴出。引火したガスによってフリーダムの「アルマジロ」は操縦席のマックスごと吹き飛ぶ。

地球にて、任務失敗の放送。
パリに隕石。他にも3箇所。

A.J.たちの乗ったインディペンデンスの「アルマジロ」がハリーたちの前に現われる。
A.J.「ハリー。会いたかった?」
ハリー「A.J.5つの言葉を贈ろう。くそう俺はお前に会えて本当にうれしいぜ」

掘削再開。再びガス。止めないと爆発する恐れがある。
しかし、「アルマジロ」を操縦するA.J.は行けると言う。ハリーはA.J.を信じることにする。
241メートルまで掘る。
残り38分。

穴の中のパイプが邪魔。A.J.が撤去している間に、地殻変動。岩石が落ちてくる。
グルーバーという乗組員が死亡。
遠隔で起爆させる装置が故障。
ゼロ・バリアまで18分。
誰かが残って起爆。
クジ引き。
A.J.が引く。ハリーは下までA.J.を送る。

ハリーはA.J.の宇宙服を触る。空気が漏れ、A.J.は倒れ、ハリーが外に出る。無理矢理役目を代わる。
A.J.「俺の仕事だ!」
ハリー「娘を頼む」「いつも息子みたいに思ってた。いつも。お前は自慢の花婿だ」「元気でな」「お前が好きだったぞ」
A.J.「俺も大好きだった。行かないでくれよ!いくなよ!」
ハリー「あばよ」

チック「あのイカれた頑固オヤジが」

ハリー「しかし俺もバカだよな」

ハリーと娘の通信。約束を守れそうにない。
娘は、パパみたいになりたくないって言ったけど、そっくりだと言う。いいところはパパにもらったと。
ハリーはA.J.のお陰でみんな助かったと言う。A.J.をよろしく頼んだぞ。花嫁姿が見えなくて残念だけど、お前のことは時々見に来るから。愛してる。
通信が切れる。

シャトルが離陸できない。シャトルの故障。
レヴ「部品はどこでも同じだよ。ロシアの部品もアメリカの部品もみんな台湾製だよ!」
レヴによるロシア式の修理。叩いて復旧。
離陸。

ハリーは吹き飛ばされるが、ギリギリで起爆スイッチを押す。娘を想って爆発。

小惑星が2つに割れ、軌道が変わる。

帰還。
チックは息子と元妻に迎えられる。

A.J.とハリーの娘の結婚式。
エンドロールで結婚式の様子が流れる。