ロード・オブ・ザ・リング2作目『二つの塔』
ボロミアいいっすね!!（←1作目で没した人）
強くて弱い人間味っぷりが愛しくなってくる。
ホビットに剣の稽古をつけてたシーン良かった…（←1作目の話）
もう表情で分かるよね…｢あ、この人いい人だ｣って
偉そうなことを言うし、もちろん故郷や出自についての誇りを持ってるのは分かるんだけど、なぜか｢戦場で勇猛果敢に武勲をたてたり、階級職に就いて政治力を発揮するよりか、もっと小さな枠組を穏やかに見守ってる方が似合うな…｣と思っていたら、
2の『二つの塔』で、力の指輪を手中におさめる使命を父から言い渡されたときに、重圧に押し潰されそうになりながら｢しかしながら父上、私はここ、民の側に留まります｣と一度は反論していて、
｢あっ!!やっぱりボロミアは守る方が向いてたんや……!!｣と確信しました。
弟の方が本当は英雄気質だと思う。
という感じで、彼自身も気付いていない相反するアンバランスさを抱えた愛おしいキャラでした。
あとは、人間でありながら闇の勢力に加担した“蛇の舌”グリマも好き。
陰キャなのに好きな子にグイグイいくやん。ええやん。
ところで1作目から、旅の仲間ふくむ登場人物たちがことごとく共感できないキャラだなぁとは思っていたものの、
主人公のフロドの嫌さが、物語が進むごとに目に付いちゃう……
ずっと冒険についてきてくれてる庭師であり親友であるサムのことを
｢勇者（ボク）に着いてきてくれるキミ（サム）も勇者だと思うよ｣みたいなことフロドが言い出した時、
いや!!!!当たり前に自分が“主人公”だと思ってる奴の台詞キチィっすわ!!!!むしろサムの方が勇者なんじゃないか??!?
と思わず言いたくなった。
いや、フロドは指輪の誘惑のせいで精神が侵されてるのは分かってるんやけど、
意味分からん行動ばっかするし、自分は上で他のホビットは下と選民意識があるし、常に精神不安でグルグルしてるしで、
反してサムの立派さの方がよく見えるという……（サムはサムで、また思うところがあるけども）
