2011年初鑑賞
公開当時2011年の冬に劇場に父と観に行ったなあ
その時はシンプルだけど面白いSFストーリーとアクションに魅了されて、帰りの車内で感想を語り合ったことが懐かしい
もしその時フィルマークスやってたなら迷うことなく星5をつけるくらい
2020年8月4日、再鑑賞
父がprimeで観てたので一緒に観たけど、当時は気にならなかったような些細な点が色々と気になってしまい自分の目が肥えているのを実感した
善悪の概念、貧富の差が視覚化されている近未来・ポストモダン的設定とプロットは今見ても面白い
しかし、時間のセキュリティーの甘いこと、展開が早すぎて深みが出ていないこと、監視カメラが真実を暴けないことなど、近未来の割には技術が進んでいないなと思ってしまった
全体として「強いものこそ生き残るのがこの世の常」というダーウィンの優生思想に批判的
スラム街とセレブ街が分断されていて、セレブ街には資産を持っている人しか行けないという点から、貧富は世代を超えて受け継がれ、それを覆すことの難しさが分かる
LEONのオマージュ的なシーンがあったのが印象に残った(そもそも主人公の2人のビジュアルがレオンとマチルダに似てる)
そして善悪や貧富を切に描くストーリーはジョーカーに似ている
9年ぶりの再鑑賞ということで、当時よりも批判的な目で見てしまいましたが、相変わらず面白かったです