あんときの井上

愛しのローズマリーのあんときの井上のレビュー・感想・評価

愛しのローズマリー(2001年製作の映画)
4.0
名作

ルッキズムでボケることに
抵抗がある現代の笑いの風潮からすると
不愉快な側面はあるかもだけど
それでも後世まで鑑賞され続ける
コメディ映画だとおもう

催眠術?によって
これから出会う人の中で(推定)
心が綺麗で優しい人が
美人に見えてしまうわけだが(逆も然り)

さらにここで
映像が客観的な視点なのか
あるいは主観的な視点(ハル)なのか
判断がつかないことを留意しつつも
催眠術によって見えるようになる
本作の美人を具体的に定義すると

美人とは
ルッキズムの体験から
外見によるコンプレックスにより
自信を喪失し卑屈になった
隠れた優しい心の持ち主
と解釈しました

それでは反対に

ブサイクとは
ルッキズムの環境から
外見史上主義による肥大した
自己顕示欲と承認欲求の権化
みたいな邪悪な心の持ち主
と解釈しました

誰もが認める美しさよりも
誰かに「美しい」と認めてもらえたら
それだけでよくね!?
っておもいました

まあ それでも
私は私が美しいことを
誰よりも認めてますけどね笑笑

本作の美人の認知変遷
(親の)呪い→催眠術→他者暗示
<自己暗示
あんときの井上

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