ラスト５分でサイ(主人公)に対しての印象がごろっと変えられたのが面白かった。最終的には”恐怖”よりも、”切なさ”を強調したかったのかな、って個人的には感じた。
何よりロビンウィリアムズが圧巻だった。サイとしての喜怒哀楽のぜんぶに引き込まれたけど、”怒り”に関してはより凄かった。喋り方から、ふとした行動、不気味な笑顔、巧妙な手口、なにからなにまで良かった。狂いに狂って、いくことまでいくのかと思ったけれど……ラストシーンは色々と考えさせられたかな。
あと、音楽や雰囲気、夢のシーンなんかは特にキューブリックと近いテイストに感じた。っていうことは、やっぱり難解な部分があった、ってことなんだけど笑
