評価するのがすごい難しい作品だと思った。というのも、ドキュメンタリー映画だと感じてしまうほどの現実感だったから。そういう意味では本当にすごくて、主人公の社会に馴染めない思考やこだわりが、演技とは思えなくらい絶妙に伝わる作品だった。だから、受賞したのも理解できる。
ただ、純粋に楽しめたかどうかって話になると、自分はそこまでだった。高評価してる人のレビューにもまぁ共感はできる。
けど、そういう人たちに、「じゃあ、面白かったの？」って正直、質問したい。すごいと思える作品と、おもしろいと思える作品はきっと違うと自分は思うから。
