ジュリエットビノシュということで鑑賞。
Dex entertainment、mk2 productions。
手話に始まり手話に終わる本作は、様々な小エピソードの積み重なりからなる作品。
その一つ一つのエピソードは登場人物に重なりがあるようにストーリーとしても捉えられるような感じ。
まぁと言っても、映像と音声から内容を解釈する能力に長けていなかった当時の私はただただ内容を受けて困惑するばかり。つまり眠くなるばかり。
初めの方の道端の物乞いにゴミを叩きつけることから巻き起こるトラブル群は吉田恵輔作品を思わせた。あと、ビノシュは今作でも「アンヌ」と言う役。
メタ的構造になっていて、映画の中で役者を演じていた。
全体として、もう眠くて仕方なかったんだけど、スーパーマーケットでケンカまがいの会話をした後の強烈なキスとハグは、映画的美しさと、役者の身体が見事に画面に映えていたし、ビノシュの演技力を見せつけられたシーンだと思った。
独特な太鼓の音が鳴ってからも眠くて、エンドロールも眠かった。ビノシュ加点があってもこの評価。
人によっては感情を動かされるシーンもあるかも?