話を盛りがちな父親が話す内容をそのまま映像化したら…という話。
人生の寓話といった感のある話で、刺さる人には刺さる映画。
おれはだいぶ深く刺さってしまった。
まずキャスティングがいい。
父親の若い頃がユアン・マクレガー。盛り気味の話のファンタジーな雰囲気にあってる。
そして息子役がアルバート・フィニー。めちゃくちゃ現実味のある顔だ。いかにも父親の盛った話が嫌いそうだ。
父と息子が親子としての関係を取り戻していくストーリーに、家族ものに弱い俺は号泣しながら見た。
泣きながら映画見るってあんまりないのだが、これはそのあんまりないパターンの映画だった。
ただ、人の死を正面から扱う映画なので、たとえば近親者を最近亡くされた方なんかにはちょっとおすすめできない。
そういう方には代わりに、アーノルド・シュワルツェネッガー主演のコマンドーなどいかがでしょうか？
