Noi

七人の侍のNoiのネタバレレビュー・内容・結末

七人の侍(1954年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

かなりの長編だけど、
登場人物一人ひとりのキャラクターが
びっくりするくらいしっかりしてて、
時間を忘れて作品に引き込まれていた。
人物設定やストーリーには抜け目なしで本当に手が込んでいる。

図体がデカくてイカついけど、
お茶目で子どもみたいな菊千代が可愛い。
自分が名も無い百姓の出だと明かすシーンの三船敏郎の演技には見入ってしまった。

宮本武蔵をモデルにした久蔵。
強さと優しさのギャップがあって
めっちゃかっこよかったな〜

志村喬演じる島田勘兵衛は歴戦の智将で、
冷静沈着、戦略家だけど、戦闘にも長ける。
だけど驕らずめっちゃいい人。
島田みたいな上司のもとで働きたい(笑)

『今度もまた、負け戦だったな。
勝ったのはあの百姓たちだ。
わしたちではない。』

最後に勝ったのは野武士でもなく、
侍たちでもなく、百姓だった
という終わりも憂いがあってよかった。
Noi

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