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白いリボンのののネタバレレビュー・内容・結末

白いリボン(2009年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

疑うことを描く時、大体こういうラスト。結論は出さずに観た後も考えてねぇ~みたいな。先生の視点なのに声がおじいちゃんだったからそうなるかもとは薄々思ってたけど。
陰口、暴行、嫉妬、恐怖などなど人間の基本装備として存在するものを否定するのは良くない。snsによって可視化されるようになったからsnsが悪いと思いがちだけど、むしろそれの捌け口として発散させてるだけで、こういう事件を防いでるような気がする。ドッグヴィルとかこの映画のように狭いコミュニティだとどこにも発散出来なくて最悪の形で露呈する。
結局疑うことをしない司祭が一番の悪やな。ああいうやつの目にはが信じたいものしか映らない。子供たちはこうであるという思い込みのせいで子供たちのことを何も分かってない。だからお前たちを信じてるぞ、とか平気で言えちゃうのも納得。
エディとか鳥の世話した男のような子供像を大きくなっても捨てられないんだろう。
白いリボンというタイトルでモノクロの映画にすることでそろ白さに疑いをかけるという演出凄いな。ストーリーにも関わってくるし。あの白いリボンの欺瞞たるやすごいもんな。
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