白いリボンの作品情報・感想・評価

「白いリボン」に投稿された感想・評価

ときどき見返すひとつ。

自分がいちばん苦労してて自分がいちばん可哀想。
あの手この手で自分に歯向かうはずない相手を傷つける。肉体で言葉で。「大人」「子供」ヒトにだけ存在する区別。(脳ミソ含む)肉体を使いこなす時間が絶賛すくすく発達中なだけで、子供時分にも人格はすっかり備わっている。
ヘタな大人より人格のたつ「子供」はいるのだ。

年末よく晴れた日にキラキラ眩しい雪原とか、聖歌隊少年マルティンの細腕でお仕置き印を明白にさらすリボンの太さふくめて、村の暮らしに根深いカーストがひきたつ全編モノクロは大正解。

ドクター→助産婦に三行半くだす一言一句に目を見張る…
タニー

タニーの感想・評価

4.0
不可解な事件が沢山起きるけど、全て解決してない。でも、なんとな〜くキーポイントはそこらじゅうに散らばってるような。
っていうか、解決する意味はないっていう映画?
表現したいのは、そこじゃない!みたいな。

皆んなが怪しいし、閉鎖的で余計な事言って目立ちたくない。本当のこと知るのが恐ろしいから、知らないふり、無関心。小さな村。
純粋すぎて、残酷さがわからない子供達。
だからこそ、ひしひしと伝わってくる、実は陰湿で恐い映画。

教師と男爵夫人は、唯一この村に染まってなかったのかな?
雪ん子

雪ん子の感想・評価

2.0
ファニーゲームを先に見て、他の作品も見てみよう!と思いレンタルしたけど、最後まで「なんだかなぁ」って思いで見た記憶がある。敢えて、ブサイクな俳優さんを選んだのか?セリフもなんだかなぁって感じ。再見はしない。
otom

otomの感想・評価

4.8
久々の鑑賞。鑑賞者が村人の中の一員になるかの如く疑心暗鬼に陥る。村人同様に鑑賞者も分からない事だらけなのだ。人は我こそは純潔なりと思うからこそ人を疑うのだろう。感動を起こさせる映画は数あれど、不安や不快さをここまで感じさせる映画は数少ない。傑作。詳しくは http://otom.jp/blog/das-weisse-band/
Iri17

Iri17の感想・評価

4.2
サラエボ事件の少し前、ドイツの閉鎖的な小さな村で起こる怪事件の数々。最初は、医者の落馬、それから起こり続ける事件はどんどん過激になっていく。犯人は誰なのか?というサスペンス的な要素もあるが、もっと普遍的な要素を扱っている、いかにもハネケらしい怪作だ。

ネタバレを回避しながら、この普遍的な要素を解説するのは難しい映画なので、まずは鑑賞する事をお勧めします。それで訳が分からなければ、町山智浩さんの解説音声ファイルを聴いてみるといいと思う。200円ぐらいするけど、ベルイマンやラジオ体操などの影響を絡めながらの200円以上の価値のある解説なので。

ちなみに動きが少なく、音も静かで、モノクロなので、すごく眠くなります。途中で寝落ちして3回くらい観ました。タルコフスキーばりに眠くなりますが、内容は秀逸です。特に犯人はそれとなく示唆されながら明言されないあたりがとてもグッとくる。考えてほしい、この20年後ナチスが台頭するのだ。
第一次世界大戦の前の物語。ナチスドイツにつながる手前の物語。ナチスという絶対悪を生み出した遠因を村の姿に映し出す。それらは、傾向、衝動、意志の弱さである。ヤスパースが指摘した悪の諸段階に重なる。

このレビューはネタバレを含みます

難しくよく分からない映画。何も解決しないがそこをあえて狙ってるのか。
映像が暗いけど美しい。永きに渡る歯車のずれ、でも歪んで行くのは一瞬。
あき

あきの感想・評価

3.2
無理に抑えつけた時に、歪む事もある
もうずっと雰囲気だけでも不気味だし、みんな何を考えてるのか分からないし、その中で嫌な事件が連続するし
最後ぞろぞろと出てきた時、何をしようとしていたのか、本当に怖かった

純粋さって、ある意味一番怖くもなり得る
spam

spamの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

印象が薄くて、思いがけず2度目の鑑賞。
ハネケ特有の不条理かつ腐りきった人間の本性の表現を試みていると思われるが、めずらしくまとまりがない風に感じた。恐らくあの牧師の家の子供たちがやったんだろうけど真相は藪の中。そして医者のおうちも何かしらを隠してるけど、針金仕掛けたのはだれか結局分からん。いろいろと藪の中。学校教師の恋がどうなったのかも藪の中。登場人物が多くて、あと2倍くらいの長さでちょうど良かったかと。
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