ちょっと溜まってるので短文で三連投くらいさせてもらいます。すみません。
今作はブラジルのファヴェーラにおいて、音楽グループのリーダーであるアンデルソンが、音楽の力でファヴェーラを変えていこうとする動きを描いています。
恐ろしいことに、パレスチナなどの中東で殺される人よりも、ブラジルのファヴェーラの方が圧倒的に多いという事実。アンデルソンも元麻薬の売人であり、家族や友人をギャングや警察に殺されているという有様。果たして音楽でどれだけ変えることが出来るのか？というのが本音のところですが、誰かが動かないと到底変わらない。
12年前の映画なので、ワールドカップやオリンピックの効果でこれらの街は既に変容しているかもしれませんが、世界の治安や貧困を考える際に、有益な映像資料であると感じられました。
