おだんごぱん

ヴェロニカ・ゲリンのおだんごぱんのレビュー・感想・評価

ヴェロニカ・ゲリン(2003年製作の映画)
4.0
すごい実話をみた。

アイルランド、ダブリンにて麻薬問題に立ち向かったジャーナリストのお話。

我が子と同じくらいの年齢の子が、道端に転がる注射器で遊んでいるのを、まさに自分達が住む街で見たとしたら…。

その横を高級車で乗り回して麻薬をさばく売人たち。

憤りを感じるし、どうにかしたいと思うのはわかる。とはいえ、

麻薬にからむ組織に一市民が手を出すなんて、危険極まりないし、誰もそんな事出来ないでしょ。

でも黙っていられない、世間に知らしめ、社会を変えたいとジャーナリズムで立ち向かう姿が素晴らしかった。

相当な執念と頑固さで周囲に有無を言わせないところは、「おやすみなさいを言いたくて」を思い出す。

彼女の行動が街を変えた。ダブリンではきっと有名な人なのだろう。コリンファレルがチョイ役で登場したのも、ダブリン出身としての思いがきっとあるのだろう。




子供の未来を食い物にする大人を許してはいけない。