にしや

桐島、部活やめるってよのにしやのネタバレレビュー・内容・結末

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

“「桐島」が直接は登場しないキャラである”という最大のネタバレ(?)を知った状態で見てしまったので、知らずに見たかったなあと思いつつ。面白かった。

神木君演じる映画部の前田くんがいいキャラしてるし、同じく映画部の武文くんもいいキャラしてた。そんなに多いわけではないけど、この二人の掛け合いが可愛くて微笑ましかった。
「ロメロだよ、それくらい見とけ!」のシーンは笑った。けど、ロメロ、まだ見てないです。ごめんなさい!

JK4人グループの仲良しに見せかけてどこかギスギスした空気、めっっちゃくちゃリアルでびっくりした。女のギスギスした感じがえぐい。高校生の時、クラスにこういうギャルJKいたな~と思い出した。(彼女らがギスギスしてたかは知らないけど、雰囲気がそっくりで慄くレベルだった)

高校生の学校生活の空気感がリアルすぎて驚く映画だった。
自分は完全に映画部寄りな学生生活だったけど、同じ空間に確かにバレー部、吹奏楽部、帰宅部、ギャルJKたちがいたのを思い出した。
ここまで異質な人たちが同じ環境で密接に過ごす…というのは大学生以降はあまりないことで、高校生活って人生の中でも色々な価値観の人間と毎日居を同じくする最後の時間だったんだなあと思った。

エンドロール見てて沙奈役が松岡茉優だと知って驚いた。思わず巻き戻して出演シーン見直してしまった。女性って垢ぬけると別人のようになるなあ…。

EDは高橋優だったけど、彼の歌はちょっと圧?メッセージ性?が強いので、作品の余韻が壊された感があって、それが残念だった。(なのであまり深く歌詞を聴かないように意識しながらエンドロールを眺めた。)
にしや

にしや