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少年は残酷な弓を射るのshuwaのレビュー・感想・評価

少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)
3.8
"少年は残酷な弓を射る"
"We need to talk about Kevin"

ケヴィン、彼はエヴァ(母親)からすると平穏な暮らしを邪魔した子という立ち位置で、ただエヴァが子育てを疎かにしたせいでこんなことが起こったんだと思います。。。

ケヴィンは、母親に嫌われていることを察して母親に嫌がらせをする息子に成長していくんですよね、夫は"男の子はこういうものだ"と曖昧な対応でケヴィンについて向きあおうとしません。そう、これが"We need to talk about Kevin"「ケヴィンについて話し合う必要がある」ということで、原題の意味を示してました。後々これをしなかったがために"大事件"を起こすことになるとは...。

とにかく残酷です、息子は小さい頃に父からのプレゼントで弓?アーチェリー?の道具をもらって才能を開花させるんですけど、怖~いです

妹もいるんですけど、妹がモルモット?ハムスター?まあ、ペットをお父さんから買ってもらって、ある日いなくなります。それを聞いた母親は父と一緒に探しますが、見つからない、、娘には誤魔化して言い訳します、その際、キッチンで洗い物をしようとしたところ、何かが詰まって水が溢れ出して...そう、ケヴィンの仕業ですね、ペットを流してしまったという残酷な、、、その時、母親は溶ける洗剤を流します。

妹は目を無くして義眼となったんですけど、2通りの考えがありまして、1つはキッチンで使った洗剤を妹が誤って使用した。それと、ケヴィンは弓拾いを妹に手伝わせてたんで、誤って目に当たったのか...。ここらへんは、あえて詳しく説明がないので想像でどちらかになると思うんです。私は洗剤派です笑

16歳の誕生日の前の日に事件は起こります。作家として活躍していた母の元へ連絡が、、急いで息子の通っている高校に行くとそこにはパトカーがたくさん止まっていて、体育館の前にたくさんの学生や親達が、、エヴァは急いでケヴィンを探しましたが見つからず、体育館の中から出てきたのはケヴィン、彼は逮捕され、その後中から続々と矢が刺さった生徒たちが...。

エヴァは呆然として家にもどります。夫と娘の名前を呼んでも返事がない。ベランダに出ると、そこには矢が刺さって死体となった2人が、、

これ見ていただけたらわかるんですけど、かなりのマザコンのお話でした

これだけの嫌がらせは母にかまってほしかったからなのかもしれませんね
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