ゆかち

わたしを離さないでのゆかちのレビュー・感想・評価

わたしを離さないで(2010年製作の映画)
4.0
キャスト陣☆5
雰囲気☆4
物語☆3

とにかく話しが…見てるだけで痛い。身体的に。

学校に集まる子供たち。
この学校は隔離されていて、子供たちは外に出たことがありません。
そして出ようともしない。なぜなら、外に出ただけで中には入れてもらえず柵の外で餓死するのを見たという噂などがあるからです(;_;)


そして新任の先生からの衝撃の言葉。
この言葉を言って先生は辞めていった。果たして辞めたのか辞めさせられたのか…
「あなたたちの人生は既に決まっている」

この学校の子たちは臓器提供のためだけに生きているのです。一定の年齢になるとドナーとしての提供が始まり、何度目かの提供で死ぬことが決まっている。
それを知らされず小さい頃からここにいる。

命は命。
私達の命と、ドナーを受ける人の命、何が違うの??
本当にそのとおり。死ぬことは全員決まっている。生きとし生けるものみんな死ぬ。でも、自らの選択ではなくドナーになる運命だなんて受け入れられるはずがない。
おばあちゃんになる未来も子供を授かる未来も、好きな人と一緒にいられる未来もない。自分は健康なのに。健康体に育てられるのは人にあげるための身体だから。
考えただけで辛すぎる(;_;)

憑依型の私は(大袈裟w)観てるだけで息しづらくなるし全身痛くなるしで、辛すぎて休憩しながらの完走。

キャリー・マリガン
キーラ・ナイトレイ
アンドリュー・ガーフィールド
三人の表現や話し方で切なさ倍増。
子供時代を演じる子役たち、みんな可愛かったなぁ♡
ゆかち

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