ドラマが好きだったのでずっと見て見たかった。日本版のドラマを見ていたので内容はなんとなくわかっていたけれど楽しく?辛く?見れた。
見た感想はまぁドラマの方を先に見てしまったので、1時間40分のいう短さだとこんなもんだよなって感じでした。こっちの映画の方がドラマよりも全然先だけど、全10話超えのドラマ見ちゃうとどうしても!すみません。
日本版のドラマはかなりオリジナルが入っているらしいので比べてしまうのもおかしいかもしれないですが、個人的にはドラマの方が時間数が全然違うのもあり提供者としての生き方、洗脳や苦痛、生き方というのが詳しく書かれていたり、一人一人にかなり寄って描かれているのでそれぞれの辛さが毎回わかって楽しかった。3人の関係性も映画だと好きな人を親友に取られちゃって〜とか自分のオリジナルの人間を見つけてしまって〜とか学園の洗脳的な部分とかドナーや一般市民と提供者クローン達の扱いなんかが詳しかったので、映画だけだと薄い感じがした。
それとドラマ版の水川あさみが提供手術を受ける直前に泣きながら叫んだ「私を離さないで!」という悲痛さが鬱すぎて忘れられなくて映画でもちょっと楽しみにしていたんだけど、なかった!あれオリジナルなんですかね?
ドラマ版は綾瀬はるかが無表情にどっしり演技してくるので全話通して鬱鬱鬱な展開だったけれど、割とこの映画の主人公は悲しいけどこれが提供者の使命よね、みたいなどこか悲しいけど開き直って生きてる感があってそこまで鬱全開じゃなかったのも印象的だった。
映画の感想なのかドラマ版の感想なのかわからなくなってしまって申し訳ありませんが、どちらの出来も悪くないけれどどうしても時間数の多いドラマを先に見てしまうと物足りなさが勝ってしまうため、映画を見てから日本版のドラマを見た方がいいかなと思いました。