はる

わたしを離さないでのはるのレビュー・感想・評価

わたしを離さないで(2010年製作の映画)
3.5
臓器提供者は生まれてきた時から死ぬ事を義務付けられている。
クローンとか関係無くても、誰しも生まれた時から死は付き纏うもの。
ただ生まれた時から生き方や死に方まで決められてるなんて生きてる心地がしなそうだ。


時間というものは、儚く無常だ⏳
誰しもが自分自身や周りのありふれている生死について考える時間は必要だと思う。


クローン人間だからと言って、普通の人間と同じ感情持って生きているはずなのに、
愛があるんだと証明しなければならないなんて切なすぎた。
そして愛を知ってしまったら生にしがみつきたくなりそう。逆に愛を知らなかったら、それはそれで生まれてきた意味を感じられなそうだ。

未来の為には現在を充実させる事が必要で過去の為にも現在を充実させる必要がある。
大事なのは今を精一杯生きるという事。
その為にも必要な知識や経験を。


シンプルに思ったのが人間のクローンじゃなくて臓器のクローン作ったら良いのに…(それを言ったらこのお話は終わってしまうけど)


これは現実のお話では無いけれど、いつになったらこの世界の生命は平等になるのだろう。
はる

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