かえるのエリー

ローマの休日のかえるのエリーのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
3.8
パスタソースのハコネーゼCM、真実の口のさんまちゃん、よく出来てる合成だな〜と感じていた。そういえば本作を1、2回観ているはずなのだけど、しっかり観たのは今回が初めてかもしれない。上記のシーンやスペイン広場のジェラートなど、超名場面ばかり覚えていて、こんなナイスな同僚がいた事をすっかり忘れていた。


以下、ネタバレ感想


ローマは一日にしてならず、王女は一日にしてなりぬ。
寝付きのお供がミルクとクラッカーだった甘えん坊の王女アンが、屋敷を抜け出し(その際のカメラワークがやたらカッコいい)、街で出会った新聞記者ジョーと一日を過ごした後は・・・すっかり大人になっていた。

当初はお互い身分を隠し、ジョーはスクープを狙ってアンに近づくが、一日の終わりには別れを惜しむ仲に。恋に落ちるトリガーはやや弱いが、オードリー・ヘップバーン(公開時24歳)の圧倒的なチャーミングさと、デカいイケメンことグレゴリー・ペック(公開時37歳)の、作中も歳の差は感じるものの、このカップル成立に異論を持つ人は多くないだろう。ローマという舞台が一層それを盛り上げ、そこにナイスな同僚が素敵な写真を添える。憎いね〜。

それにしても、あの時代にあんな小型カメラ! 彼はもしかしてスパイかも!?(笑)