醤油屋の弟子

ローマの休日の醤油屋の弟子のレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
4.2
映画の見どころは、なんと言っても可愛いいオードリー・ヘプバーンの魅力的な演技でしょう。彼女がプリンセス・アン王女としての華やかな一面と、休暇を楽しむ普通の女性としての素朴な一面を見事に演じ分けています。彼女の存在感と笑顔は、映画に引き込む要因のひとつと言えるとおもいます。

また、ローマという美しい舞台を活かした映像美も魅力のひとつと言えるでしょう。残念ながらモノクロですが観光名所や古代の遺跡、美しい広場などが次々に登場し、映画全体に温かな雰囲気を与えています。街並みや風景が物語の一部となっており、ローマの魅力に引き込まれてしまいました。

物語自体も愛と自由をテーマにした心温まるもので、プリンセスが束縛から解き放たれ、普通の人々と交流する中で感じる喜びが素敵に描かれています。また、彼女と新聞記者の間に芽生える愛の物語も、ほのぼのとした幸福感を感じる事が出来ました。

おそらく3回目の鑑賞でしたが、観る間隔が長い為、ざっとしたストーリーは覚えていたものの映画って観るたびに新鮮さが有りますね。何度観ても感動する映画だと思います。