みあせぶ

ローマの休日のみあせぶのレビュー・感想・評価

ローマの休日(1953年製作の映画)
4.0
オードリーが色づけるローマ


名作中の名作を観てみたぞ!🔥

「ティファニーで朝食を」「パリの恋人」に続いてオードリー・ヘプバーン作品3作目。Pinterestで俳優の画像を夜な夜な探すのが日課ですが、その中でもトップクラスに調べちゃう女優がオードリーです。

去年、オードリーヘプバーン展なるものに行ってきましたが、やはり彼女の魅力は写真から溢れだしていました。今作も白黒映画にも関わらず、彼女の笑顔で映画自体が彩られていたように思います。

お話は王道ラブストーリーもので、“身分違いの恋”系ですね。まさにロミジュリ。
王女と新聞記者という運命の糸が仕事をしないと結ばれないような立場の2人。でも、そんな運命の悪戯によって引き合わされた2人が恋に落ちていくのに時間はかからなかったですね。

今作もですが、ラブストーリーってハッピーorバッドエンドの判断がいちばん難しいんじゃないかなって思います。たった今、下した決断がハッピーだとしても、後々後悔してバッドエンドになるかもしれない。もちろん逆もあります。だからこそ、一人一人受け取り方が違って面白いんですよね。みなさん、今作はどう受け取られましたか…?

アン王女が宮廷を抜け出すまでのストーリーも素敵。伯爵とか伯爵夫人に挨拶してるときには靴を脱いだり、ギチギチに詰め込まれたスケジュールにうんざりしたり。でもテレビに映る「アン王女」はきちんと公務をこなす人気者。
自分の立場にうんざりしてるのがわかりやすくてナイス導入だと思います。

1950年代ということもあって、BGMとかは時代を感じる。今作の影響で「ヘプバーン・カット」も人気だったそうで!映画から見る時代背景も面白いですよね。

今回のように、時間がある春休みだからこそ今までなかなか観るに至らなかった作品にもチャレンジしたいと思います!💪
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