雑食系

肉体の門の雑食系のレビュー・感想・評価

肉体の門(1964年製作の映画)
2.0
野川由美子さん、時代劇での印象しかなかったが本作がデビュー作とのことで驚いた。
可愛さと美しさを両方合わせ持ちスタイルも良く、彼女を堪能するだけでも楽しめた。
後、和服の人は宍戸錠が「くっそぉ→良い躰してやがるぅ⤴︎」と思わず唸るほど本当に良い躰してたので、こちらも必見。

この発言してからの野川由美子の嫉妬メラメラ顔抜き後、ニヤニヤしながらブツブツ繰り返し言ってたセリフが気になります。
4度くらい巻き戻して口元を読んでみたが「舐めたい!舐めたい!」と言ってる風にしか見えない。
これがまた良い表情で何度見ても笑ってしまう。

牛の解体シーンは、臭いがこちらまで漂って来そうでグロかった。
皆で食べてるシーンは、焼肉の臭いで脳内再生され食べたくなった。

戦後ってこんな感じだったのだろうか。
人々が一生懸命生きてる様が伝わってきて、本来の人間のあるべき姿を垣間見れる。
便利になり過ぎ楽に生きられる昨今の様に表面だけ取り繕うのではなく、『生きる』という本能に従って各々が知恵を振り絞り、一生懸命に生きる姿に魅せられ最後まで飽きることなく鑑賞してしまった。

最後は、脱落してしまった野川由美子さんの思わせぶりなナレーションで《終》

とりあえずパイン缶食べたい。